最初に結論:設備を増やす前に「無人と分かる状態」を減らす
郵便物やチラシがたまる、庭木が伸びる、夜も昼も同じ状態が続く、壊れた窓や塀が放置される。こうした変化は、管理する人がいない印象につながります。
まず施錠と建物の状態を記録し、郵便・庭・照明を整えます。そのうえで見回り日、確認項目、異変時の連絡先を家族で共有します。
状況別:先に決めることの判断表
最初の7日で確認する5項目
- 1.玄関・勝手口・窓を確認する
施錠、破損、補助錠、合鍵の本数と保管者を記録します。
- 2.郵便受けと屋外を整える
郵便物、チラシ、庭木、ごみ、置き配など、長期不在と分かる状態を減らします。
- 3.室内外を写真で残す
玄関、窓、塀、物置、メーター周辺を同じ順番で撮影し、変化を比べられるようにします。
- 4.照明・警報・通信を確認する
人感照明や警報器を使う場合は、電源、通信、電池交換、通知先を確認します。
- 5.見回り担当と緊急連絡先を決める
誰がいつ確認し、破損・侵入・漏水などの異変を誰へ連絡するか決めます。
政府広報オンライン「住まいの防犯対策」では、狙われない・侵入されないための基本対策を確認できます。
月1回の見回りチェック
- 玄関・勝手口・窓・雨戸に破損や施錠忘れがない
- 郵便物、チラシ、置き配、ごみがたまっていない
- 庭木、雑草、塀、物置に前回からの変化がない
- 漏水、異臭、害虫、雨漏り、設備の異常がない
- 照明、警報器、カメラ等を使う場合は正常に動いている
- 確認日、写真、異変、対応、次回期限を記録した
郵便受けの放置を防ぎ、重要通知の差出人へ住所変更を進めます。
空き家の郵便管理手順を見る →照明・警報・通信設備を残す場合は、電気を止める前に確認します。
電気・水道・ガスの解約前判断表を見る →家族で共有する防犯メモ
- 鍵の種類、本数、保管者、貸出・返却日
- 見回り担当者、頻度、次回予定日
- 写真を保存する場所と撮影順
- 近隣・管理会社・自治体・警察の連絡先
- 異変を見つけた日、連絡先、対応内容
- 修理・防犯設備・管理サービスの費用
空き家は放置期間が長くなるほど老朽化や損傷が進み、周辺への防犯・安全面の影響も大きくなります。管理が難しい場合は、自治体の空き家相談窓口や不動産事業者へ早めに相談します。
国土交通省「空き家対策 特設サイト」で、管理・活用・相談先の案内を確認できます。
空き家の防犯でよくある質問
空き家になったら、すぐ防犯カメラを付けるべきですか?
先に鍵・窓・郵便受け・庭木・照明・見回り頻度を確認します。カメラや警備サービスは、通信・電源・費用・近隣への配慮を確認し、管理方法に合う場合に検討します。
近所の人へ空き家だと伝えてもよいですか?
広く知らせる必要はありません。信頼できる近隣の人へ、異変時の連絡先と連絡してほしい状況だけを伝えます。所有者の連絡先や不在期間を掲示しないようにします。
合鍵は家族全員が持った方が安心ですか?
本数を増やすほど所在確認が難しくなります。鍵の種類、本数、保管者、貸出日、返却日を一覧にし、必要な人だけが持つ運用にします。