最初の帰省は「調査日」にする
ごみ袋を持って行くより、スマートフォンの充電器、メジャー、付箋、書類用の封筒を持って行きます。目的は、家の状態を記録し、重要書類を確保し、次に誰へ相談するか決められる状態にすることです。
作業を始めると、写真を撮り忘れ、必要な寸法を測り忘れます。午前中は記録、午後に家族で残す物を確認する程度に分けると、疲れた夕方に契約判断をしなくて済みます。
業者へ説明できる写真を残す
きれいな写真ではなく、量と搬出条件が分かる写真が必要です。各部屋の入口から一枚、反対側から一枚。押し入れ、台所収納、階段、玄関から道路、駐車位置、庭、物置も撮ります。
室内部屋全体、大型家具、家電、天井の染み、床の傾きが気になる所
搬出廊下、階段、玄関幅、エレベーター、家の前に車を停められるか
屋外外壁、屋根が見える角度、庭木、塀、物置、隣地との境目
書類納税通知書、保険、登記関係、図面。個人情報が写るので家族内だけで共有
見積もりは同じ日に、時間をずらして
遠方の場合は、不動産査定と片づけ見積もりを同じ帰省日にまとめます。ただし同席させる必要はありません。午前・午後で時間をずらし、それぞれの説明を別に聞きます。
予約時に、所在地、部屋数、家財の量、駐車条件、立ち会える時間、鍵を預けられるかを伝えます。当日その場で決めず、書面と写真を自宅へ持ち帰って比較します。
相談先は目的別に3つに分ける
片づけと売却を一度に決めようとすると、見積書のどこまでが家財整理で、どこからが不動産の話なのか分かりにくくなります。「家の中」「通常の売却」「売りにくい事情」の三つに分け、必要な相談先だけ条件を確認します。
家財を運び出せない→ 遺品整理・生前整理の見積もり
空き家を通常の条件で売りたい→ 空き家・中古戸建ての買取査定
共有持分・再建築不可などがある→ 訳あり不動産の買取相談
所有者の意思売却・処分の相談をしてよいか、本人または権限のある家族で確認
物件の基本情報所在地、名義、空き家になった時期、家財の量をメモ
今回知りたいこと家財の費用、通常買取、難しい条件の買取のどれか一つに絞る
家財が多く、家族だけでは運び出せない
仕分け・搬出の範囲を確認する
残す物、探してほしい物、査定してよい物を伝えたうえで、仕分け・買取・搬出・追加費用の範囲を確認します。不用品回収だけの依頼は対象外です。
- 知りたいこと:家財整理の費用と対応範囲
- 用意する物:各部屋と搬出経路の写真
空き家・中古戸建てを売る方向で考えている
通常の買取査定で条件を確認する
売却の意思があり、空き家や中古戸建ての買取を検討する場合に、所在地・所有関係・建物の状態を整理して査定条件を確認します。新規査定後、30日以内に電話またはメールで物件情報の確認が完了することが成果条件です。
- 知りたいこと:空き家・中古戸建ての買取条件
- 対象外:売却意思のない情報収集やLINE経由の申込み
共有持分・再建築不可などの事情がある
一般の仲介で進みにくい条件を分けて相談する
家財が残る状態や、共有持分など一般的な仲介では扱いにくい事情がある場合は、対象物件と買取条件を先に確認します。申込み前に所有関係と対象地域を確認してください。
- 知りたいこと:難しい条件でも買取対象になるか
- 用意する物:名義・持分・物件状況のメモ
いずれも相談や見積もりの条件確認先です。実在する物件を所有者の意思に基づいて相談し、契約を急がず、対象地域・費用・キャンセル条件を書面で比較してください。
鍵を誰が持ち、誰が現地対応するか
管理会社や業者へ鍵を預ける場合は、預かり証、使用目的、複製の扱い、返却方法を確認します。近隣の親族へ無期限に頼むのではなく、見回り頻度と緊急時の連絡先を決めます。
郵便物の確認、通水、換気、庭木、台風後の外観確認など、必要な作業を分けると、月額管理が必要か、スポット対応で足りるか判断できます。
遠方で郵便受けを毎週確認できない場合は、転送の可否と差出人への住所変更を先に整理します。
空き家の郵便管理手順を見る →鍵・窓・庭・照明を同じ順番で確認し、写真と次回期限を残します。
遠方でも続けやすい防犯確認表を見る →現地で決めないこと
- 思い出の品を誰が受け取るか
- 一社だけの査定額で売却先を決めること
- 建物を解体すること
- 家財をすべて処分する契約
帰省中は時間制限があり、家を目の前にすると感情も強くなります。写真、見積書、年間維持費を自宅で並べてから家族で決めます。
解体も選択肢にある場合は、帰省中に契約せず、建物付き査定と解体条件を持ち帰って比べます。
解体前の判断表を見る →遠方・家財が多いなど、現在の条件から優先事項を整理できます。
3分で状況を整理する →