初日は、家を安全に閉じられる状態にする
片づけより先に、無人になる家の事故を防ぎます。玄関だけでなく勝手口や窓を確認し、誰が鍵を持っているかを家族内で一覧にします。合鍵を新しく作る場合は、作った本数と保管者も記録します。
01鍵と窓玄関、勝手口、窓、物置を施錠し、鍵の保管者を記録する
02火元ガス栓、暖房器具、コンロ、仏壇周辺に火が残っていないか確認する
03水漏れ蛇口、トイレ、給湯器、床や天井の染みを写真に残す
04屋外郵便受け、庭木、塀、台風や積雪で危険になりそうな所を見る
3日以内に、郵便と継続支払いを把握する
郵便物は、家の維持費や契約を知る手がかりです。処分せず、差出人と期限が分かる面を確認します。通帳やカードを勝手に使わず、何の支払いが続いているかを一覧にするところまでにします。
郵便受けの確認担当、転送、差出人への住所変更を一つずつ整理します。
空き家の郵便管理手順を見る →鍵・窓・庭・照明を確認し、最初の7日と月1回の見回りを決めます。
空き家の防犯チェックを見る →火災保険は支払いを続けるだけでなく、空き家になった事実と管理状況を契約先へ伝えます。
空き家の火災保険・確認表を見る →重要書類は「確認待ち」の一箱へ
書類の内容を一度で判断しようとすると、疲れて必要な物まで捨てやすくなります。権利証らしい封筒、納税通知書、保険証券、年金や金融機関の通知、契約書は、透明な袋や一つの箱へ集めます。
箱には「確認待ち・処分禁止」と書き、持ち出した人、持ち出した日、保管場所を家族へ共有します。個人番号や口座情報が見える写真をSNSや家族以外へ送らないようにしてください。
書類や思い出の品を捨てずに分ける方法は、4分類の手順で確認できます。
最初に捨てない物と4つの分け方 →食品と水回りは、傷みやすい物から
冷蔵庫の中、生ごみ、濡れた衣類は放置すると臭いや害虫、カビにつながります。一方で、乾物や未開封品、食器、家具まで初日に処分する必要はありません。
すぐ対応生鮮食品、生ごみ、濡れた物、漏水、火災につながる物
写真を残す冷蔵庫・冷凍庫の中、食品庫、洗面所、浴室、給湯器
後で判断未開封食品、食器、家具、衣類、趣味の物、買取候補
家族だけで家財を運び出せないとき
冷蔵庫や大型家具など、家族だけでは安全に運べない物が多い場合は、残す物と処分する物を分けてから有料回収の見積もりを取ります。重要書類や買取候補まで一括で回収依頼に含めないよう、先に写真と一覧を残してください。
不用品・残置物をまとめて処分したい
有料回収の見積条件を確認する
ECOクリーンは、実家の片づけや空き家の家財処分を含む有料回収業者の紹介サービスです。無料回収や買取を希望する場合、電話だけで問い合わせた場合は成果対象になりません。
- 成果条件:新規のWEB見積り後、30日以内の成約
- 申込み前に、回収範囲・追加費用・キャンセル条件を書面で確認
回収を急ぐ前に、重要書類・思い出の品・売却査定に必要な設備を除外してください。複数社で作業範囲と総額を比較し、その場で契約を決める必要はありません。
1週間以内に決めるのは、結論ではなく次回の段取り
最初の家族会議で売却や解体まで決めなくても構いません。30分で、次に現地へ行く日、書類を確認する人、家の見回りをする人、次回の話し合い日を決めます。
- 家と郵便物の写真を家族内で共有する
- 鍵・書類・支払いを担当する人を一人ずつ決める
- 維持費と家の状態を調べる期限を決める
- 次回の家族会議日を予定表に入れる
家族がどこで迷いやすいかを、具体的な場面から読みたい方へ。
note第6回「空いた実家で最初の1週間に確認すること」 →売る・残す・解体する判断は、材料が揃ってから
最初の1週間を終えたら、家を持ち続ける費用、建物の状態、家族が通える頻度、親の希望を並べます。先に大量の家財処分や解体をすると、査定や家族の確認に必要な物を失うことがあります。
しばらく残す→ 年間維持費、見回り、保険、修繕の負担
売却を検討する→ 名義、家財の扱い、仲介と買取の違い
解体を検討する→ 建物付き査定、解体費、税金、再建築条件
次の判断材料を漏れなく集めるための保存用一覧です。
片づける前に確認する30項目 →持ち続ける場合の費用を数字で整理します。
実家の維持費と片づけ費用の見方 →